人権講話

 10月28日(木)、1年生を対象に人権講話が開催されました。

 米沢市人権擁護員の徳間健様、笹原恵様の両氏より講話を頂きました。

 「いじめはなぜ起きるのか?」「いじめを発見したら私たちはどのような行動をとるべきか?」という内容について、1時間じっくり考えました。


 今回の講話は主にビデオを視聴し、その事例から「いじめ」の実態を探るというものでした。

 物語は、「自主練習に来なかったのを注意した・・・」という非常に小さな出来事から、陰湿ないじめへと発展していきます。この物語の主人公は、被害者や加害者ではなく、何もせずいじめを見ている人「傍観者」の一人です。最終的に、この主人公はいじめを黙認している自身の行動を反省し、クラスメイトを巻き込んで被害者を励ます「励まし作戦」を決行していくことになります。


 ビデオを見終えた生徒に対し、「なぜ、主人公はいじめを止めに行かず傍観者となったのか?」という質問が投げかけられました。すると、生徒からは「いじめに関わらないため。」「自分を守るため。」といった意見が出されました。

 
 「いじめは良くない」ということは分かっていても止めには入りたくない・・・。このような気持ちを変えるために、徳間様は「勇気ある行動ができる人になってほしい」と講話を締めくくりました。

 

 

 1年生代表からの「1学年では、いじめゼロという目標を掲げているので、達成できるように頑張ります!」という言葉の後、それに心から賛成するかのように他の生徒から温かい拍手が送られました。


この人権講話を通して、「いじめ」の怖さを理解し自分事として考えることで、1学年がさらに自分や仲間を大切にできる温かい学年になればと思います。

1学年が生徒一人一人の最高の居場所となりますように・・・